ベトナム紡績服装業界、「越英自由貿易協定」に大きな期待

「ベトナムと英国の自由貿易協定」（UKVFTA）交渉が終了したばかりで、2021年に発効する見通しだと、ベトナム共電子報が12月31日付で報じた。

ベトナム工業貿易省によると、ベトナム商品の現在の英国の年間輸出入総額に占める割合はわずか1%にとどまっている。皮革と製靴業界の企業は、この協定はベトナム商品の英国市場への進出と同市場への貿易往来の推進により多くの機会を提供すると考えている。そのため、越英自由貿易協定はベトナム商品の英国への輸送により多くの優位性をもたらし、特に英国のEU離脱でベトナム-EU自由貿易協定の優遇条件が失われた場合。

ベトナム紡績服装協会の武徳江主席は、今年締結された「地域包括的経済パートナー協定」（RCEP）や「ベトナム-EU自由貿易協定」などの他の協定とともに、「越英自由貿易協定」は紡績服装業界に強固で補完的な貿易基盤を築くと考えている。

ベトナムの紡績衣料業界は、日本や韓国から原料を輸入することで原料供給源が多様化し、英国やEUに輸出する際にも優遇税率を受けることができる。これはASEAN地域の多国間にはない強みだ。EU、英国、中国、米国などはベトナムの商品輸出大国となり、同協会は具体的な計画を策定し、企業と連携して貿易や輸出活動を促進する。